元F1ドライバーのミカ・ハッキネンが、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが再び表彰台の中央に立つ日はまだしばらく先になるだろうと語った。
■問題はマクラーレン復活までの時間
かつて1998年と1999年にマクラーレンで2年連続F1チャンピオンとなったフィンランド出身のハッキネンは、ホンダと組んだマクラーレンがいつかはトップ争いができるチームに戻るはずだと考えている。
「彼らにできること、そしてやるべきことは、懸命に取り組み続けることだけだ」
「魔法もないし、近道もない。ただ、開発を続け、解決策を見つけることが必要だ。そして、いつの日か、物事が正しい方向へと進み始めるだろう」
「大きな問題は、そこまでにどれくらい時間がかかるのかということだ」
■アロンソが耐えられるかどうかも問題
1991年にF1デビューを飾ったものの、初優勝は1997年まで待たなくてはならなかった経験を持つハッキネンは、次のように続けた。
「僕も、F1で初勝利をあげるまでには何年もかかった。だから、フェルナンド(アロンソ)が再び勝利を手にするのにもあと数年かかるかもしれない」
「彼も長くF1にいるし、これまでに2度チャンピオンになっている。その彼が今後も耐え忍んでいくことができるだろうか? それが問題だ。私はそう願っているがね」
そう語ったハッキネンは、次のように付け加えた。
「フェルナンドは素晴らしいやつだし、偉大なドライバーだよ」