F1がタイヤ供給問題の危機を回避したと伝えられている。
現在、F1公式タイヤサプライヤーとなっているピレリだが、同社のモータースポーツ責任者を務めるポール・ヘンベリーは、先週末にF1中国GPが開催された上海を離れる際にF1に対して警鐘を鳴らしていた。
それは、2017年からF1が導入することになる新ルールへの対応に向け、もっとタイヤテストの回数を増やすことにF1が即時に合意しなければ、ピレリはF1からの撤退も考えるというものだった。
だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じたところによれば、F1委員会がピレリの要求するテストの実現に向け、ルールを変更することを承認。これによって、2017年にタイヤサプライヤーがいなくなってしまうかもしれないという危機を回避することができたという。
F1を統括するFIA(国際自動車連盟)の広報担当者もそのニュースが事実であることを認めたと伝えられている。