レッドブルのダニール・クビアトとダニエル・リカルドが、上海インターナショナル・サーキットで行われたF1中国GP決勝を終え、次のようにコメントした。
【結果】F1中国GP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■ダニール・クビアト「母国GPに向けていい弾みになった」
決勝/3位
「今日のレースは本当に楽しめた。僕たちはすごくいいペースで走ることができたし、僕たちがあまり強さを発揮できると考えていなかったこのサーキットでこういう結果が出せたのは本当に素晴らしいことだよ。クルマは本当にいいパフォーマンスを示していた。シャシーは運転しやすかったし、さらにパワーユニットの改良が進めば僕たちはもっといい位置に行けるはずだ」
「ベッテルに対してはフェアな動きをしたと思っているよ。ギャップも見えていたし、僕は追い抜きにかかった。僕たちは接触しなかったけれど、彼は不運だったね。キミ(ライコネン)が彼の向こう側にいたんだ。僕からすれば理にかなった動きだったし、それによって表彰台に上ることができた。ここまで難しいレースが2つ続いていただけに、僕にとってはこれでいい弾みがつくよ」
「それに、今年はコンスタントに表彰台争いができているのはチームにとってもいいことだ。今シーズンに向けて勇気づけられるよ。今日の僕はすごく満足できているし、こういう気分でロシアでの母国GP(5月1日決勝)に向かえるのはうれしいね」
■ダニエル・リカルド「これからも表彰台には上れる」
決勝/4位
「1周目にはいくつか事故が起きていたと思うし、2周目に入ったときにはあちこちに破片が落ちていたのを覚えている。だけど、何か大きな破片を踏んだようには見えなかったし、ターン11と12を駆け抜けようとしていたときもそうとは考えていなかった。だけどリアがスライドし始めた感触があったからすぐに無線でチームにタイヤがだめになったと伝えたんだ。ストレートに入ったときにパンクだってことが分かったよ。クルマが振動を始めたからね。そしてタイヤがなくなってしまった」
「そして、セーフティカーが入ったことでさらに順位を下げてしまい、二重の不運に見舞われてしまったよ。まるでヘビー級のボクサーから腹にパンチを一発くらったような感じだった。だけど、レースの後半にはこれまでの人生で最高レベルのレースをすることができたんじゃないかと思っている」
「パッケージがすごく有望なのは確かだよ。現時点では3レースすべてにおいて、僕たちの強さを示すことができている。今シーズン序盤にはこういう強さが発揮できるとは考えていなかった。だから、僕たちにもっと力があった2014年と同じような感触を得られている」
「今日はシャンパンファイトができたような気分だし、ほほ笑みを浮かべている自分もいるよ。今年はこれからも表彰台に上ることができるだろう思っているし、本当にいい気分だ。これからも戦い続けていくよ」