F1中国GP決勝レース、タイヤ戦略は次のようなものだった。
スタートで混乱があったため、破片を踏んだタイヤを交換するという早めのピットインが行われた。
●【結果】F1中国GP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■ハミルトン、5回ストップも驚異的な追い上げ
最後尾スタートのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は1周目の1コーナーでフロントウィングを無くし、5回ものピットストップを行ったが、7位に入賞するという驚異的な速さを見せつけている。
■レッドブル勢は同じ戦略で上位へ
レッドブルの2台はどちらも3回ストップで、中古スーパーソフト(レッド)、新品ソフト(イエロー)、新品ソフト、新品ミディアムというタイヤ戦略で、ダニール・クビアトが3位、序盤にタイヤバーストしたダニエル・リカルドでさえ4位に入っている。パッケージングの良さがよく分かる。
■トロロッソも安定した結果
トロロッソ勢も3回ストップで、タイヤ使用の順番は違うが3種類を使いこなし、8位マックス・フェルスタッペン、9位カルロス・サインツと確実にポイントを稼いでいる。
■マクラーレン・ホンダはミディアムタイヤの戦略で苦戦
マクラーレン・ホンダ勢は、序盤の混乱で2台とも10位圏内だったが、2本の新品ミディアムタイヤ(ホワイト)を履くという戦略で、残念ながらフェルナンド・アロンソは12位、ジェンソン・バトンは13位に終わり入賞を逃している。
特にバトンは、スーパーソフトとミディアムのみを使用し、真ん中のコンパウンドであるソフトを使用しないという戦略だったが、戦略はうまくはまらなかったようだ。
未だ、マクラーレン・ホンダが稼いだポイントは代役ストフェル・バンドーンの1ポイントのみだ。
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— Formula 1 (@F1) 2016年4月17日