開幕戦オーストラリアGPではメルセデスAMG勢とともに3位表彰台に上ったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、第2戦ではスタートすることもできずに終えてしまった。
【動画】ベッテル、フォーメーションラップでリタイア スタート直後には波乱
今季、メルセデスAMG勢のF1タイトル獲得を脅かす存在になると考えられているベッテルだが、バーレーンでのリタイアによって少しばかり出だしでつまずいた形となっている。
■ベッテルはもっと長い目で見ているとベルガー
しかし、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、これによってベッテルが冷静さを失うようなことはないと『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「セブが忍耐を失うようなことはないよ」
「彼は最初の年があれほどうまくいくとは思っていなかった。私としては、彼はF1タイトルを取るのに3年はかかると見ているんじゃないかと推測しているよ」
だが、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは今週、現在のメルセデスAMGの優位性は大きく、このままルールが変わらなければフェラーリは2020年まではF1タイトルを取ることはできないだろうと語った。つまり、今年から数えればあと5年はメルセデスの天下が続くというわけだ。
■あと5年も待てないとベッテル
それを聞いた最年少4年連続F1タイトル獲得記録を持つベッテルは、次のように反応したと伝えられている。
「僕の契約はそこまで長くはないんだ。だから、まずはその問題を片づける必要があるね! それ以外には、そのころはもう僕は老人になっているよ」
冗談を交えてそう語ったベッテルは、それまで待たずにF1タイトルを狙いにいくつもりかと質問されると、ほほ笑みを浮かべながら次のように答えた。
「もちろんだよ。自信もあるよ」