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【WEC画像】王者ポルシェ919ハイブリッド、2連覇へ向けテストも順調

2016年03月29日(火)11:59 am

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)が参戦するFIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シーズンが、3月25(金)、26日(土)にポールリカールサーキット(フランス)での公式合同テスト「プロローグ」によって幕を開けた。

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2日間のテストは、主要マシンの初顔合わせとなる恒例のイベント。ポルシェ チームは、2台の車両を現地に持ち込んだ。

金曜日には、ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組の2号車が走行し、土曜日にはドライバーチャンピオンであるティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組が1号車でテストを引き継いだ。

2015年モデルから改良されたポルシェ チームのプロトタイプカーは、2日間で合計2,197kmを走破した。全セッション、ベストタイムを刻んだのはポルシェ919ハイブリッドだった。プロローグ全体でのファステストラップは、土曜日にブレンドン・ハートレーが出した1分37秒44だ。

ティモ・ベルンハルト(35歳、ドイツ)(1号車)
「ゼッケン1は、よりいっそう心が弾む。チームメイトたちが金曜日に仕事を終えた翌日にテストを引き継ぎ、彼らが見つけたことを100パーセント生かした。プロローグの雰囲気は、ほとんどレースのようだった」

ブレンドン・ハートレー(26歳、ニュージーランド)(1号車)
「テストはとてもうまくいった。最近のテストでは耐久性を重視していましたが、今回はプロローグをレースウィークエンドとみなし、セッションが開始されると同時にコースへ出て、シーズン中の週末と同じようにパフォーマンスの改善に取り組んだ。全セッションをリードできたのはもちろん素晴らしいけど、ライバルが何を隠しているかは分からないね」

マーク・ウェバー(39歳、オーストラリア)(1号車)
「数多くの周回をこなし総合的に見て有益なテストだった。ライバルのことはあまり分からないが、シルバーストーンに向けて最善の準備を整えた。ここに来る前、あまりできなかったハイダウンフォースのテスト結果もポジティブだったよ。レギュレーションにより大型化されたヘッドレストも、ドライバー交替時の問題ではなかったね」

ロマン・デュマ(38歳、フランス)(2号車)
「プロローグでの走行は、とても実り多いものだった。新しいレースエンジニアのジェロミー・ムーアとのコミュニケーションも良好だ。さまざまなセットアップを試し、マシンを昨年以上に理解できている。新しいレギュレーションの制約事項により、燃料消費量が減少しているにもかかわらず、2015年とほとんど同じ速さを維持している」

ニール・ジャニ(32歳、スイス)(2号車)
「マシンが順調に走ってくれたおかげで、シルバーストーンへの準備に専念することができた。マシンのセットアップを大幅に改善し、ドライバー交替を含めたレースにおける作業手順も充分に練習したよ」

マルク・リーブ(35歳、ルートヴィヒスブルク)(2号車)
「素晴らしいテストとなった。新しいレースエンジニアとさまざまなメカニックによる新しいチーム編成で初めて作業を行ったが、マシンは順調に走り、良い感触だった。開幕戦では良いスタートが迎えられそうだ」


■ポルシェは全セッションでトップタイム

■昨年王者の1号車ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバー組

■2号車ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組

■F1解説などでも活躍しているマーク・ウェバー



■初日はナイトセッションも

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