伝統的F1サーキットであるモンツァが来年以降F1イタリアGPの開催を継続するのが難しい状況になってきていると報じられている。だが、モンツァではまだ望みを捨てたわけではない。
最近、F1最高責任者バーニー・エクレストンとモンツァの交渉が決裂に終わったとの報道が行われたが、モンツァでのF1レース運営に携わってきたSIAS(Societa Iniziative Autostradali e Servizi SpA)はそれに対して声明を発表し、次のように語った。
「アウトドローモ・ナツィオナーレ(モンツァ)は、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/エクレストン率いるF1の商業権管理会社)から、契約更新は行わないというような公式な連絡は何も受けていない」
「我々としては、引き続きAci(イタリア自動車クラブ)会長のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニに対する信任を継続する。彼はモンツァが今後も我々の国で開催されるグランプリの舞台としてあり続けるためにあらゆる努力を行っていく」
とは言え、現実的には1950年からF1イタリアGPを開催してきたモンツァでの開催契約が更新される可能性は非常に小さいと考えられている。
そして、2006年までサンマリノGPを開催していたイモラで、来年以降イタリアGPが開催されることになるのではないかとも言われている。