ハースF1のロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスが、アルバート・パーク・サーキットで行われるF1開幕戦オーストラリアGP(20日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ロマン・グロージャン「素晴らしいチームスピリットがある」
「最初のテストはすごく順調だった。うれしい驚きも、あまりうれしくないこともあったけれど、全体としてチームはすごくよくやったよ。F1界も、僕たちがバルセロナに現れ、コースに出てきちんと周回できたことに感心している」
「クルマの感触は良かったし、全員が長い間一緒にやってきたような感じだ。素晴らしいチームスピリットがある。経験も豊富だし、みんなが互いに耳を傾けているからいっそう素晴らしいよ。冬季テストにも、オーストラリアに向けた準備にも、僕はすごく満足だ」
「目標を定めるには早いけど、シーズン中できるだけ早いうちにポイントを獲得したいね」
「アルバートパークは楽しいよ。週末通して変化が大きい。常設のサーキットではないから、グリップが大きく変わるんだ。レースのスタート時間はかなり遅いけれど、大好きなグランプリの1つだよ。簡単なコースじゃないし、燃費にもすごく厳しい。シーズンの開幕戦だから、面白くなりそうだ」
■エステバン・グティエレス「自分たちの競争力を見極めたい」
「テストは全体として予想以上にいいものになった。新チームにもかかわらず、クルマをコースに出して、初日から多くの周回をこなしたんだからね。何より、何か月も準備する中で最大の疑問だったクルマについて知ることができた」
「このクルマで走るのは大好きだ。すごく楽しい。過去には、期待通りのいい感触にして限界まで攻められるように調整するのが難しいクルマもあった。でも、VF-16は最初からいい感触だった。ベースがいい証拠だ。素晴らしいクルマだよ」
「まずは自分たちにどのくらい競争力があるのか見極める必要がある。クルマの感触通りに競争力もあることを願っているけれど、持てるものを最大限に生かさなきゃならない。僕たちの目標ははっきりしている。ポイント獲得だ。新チームにとっては野心的な目標だけれど、それを目指しているし、達成できるよう必死に努力していくよ」