フェラーリのキミ・ライコネンは、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの良好な関係はチームにとって「安らぎ」だったと語った。
ライコネンは、ヘルシンキでフィンランドのテレビ局『MTV』に次のように語った。
「もちろんドライバー同士が話をする関係でいるほうがいい。一緒に仕事ができるし、話し合える」
「秘密や政治的なかけひきがないのは、チームにとっても大きな安らぎだし、アドバンテージになる」
また、マシン開発においても有利だとライコネンは話した。
「僕たちは好きなクルマのタイプがよく似ている。セットアップもいつもかなり近いものだ。おかげでチームも仕事がしやすいし、クルマの開発もやりやすい」
36歳のライコネンはフェラーリと1年契約を結んでおり、2016年には放出されるのではないかといううわさも絶えない。
しかし、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語っている。
「フェラーリのためにキミ・ライコネンより良い仕事ができた者がほかにいると本当に思うのかね? 私にはそうは思えないね」
ライコネンは、自身の2015年シーズンについて「平均的」という評価を下しているが、来季に向けてこう話した。
「来年はまたゼロからスタートする新たなチャンスだ。昨年に比べれば(今年も)ペースはまずまずだったけれどね」
「良い流れがなければもっと心配するだろう。もちろん常に改良の余地はたくさんあるものだけれど」