F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、伝統あるF1イタリアGPの開催地であるモンツァが2017年以降もF1カレンダーに残る可能性が高まったことをほのめかした。
財政的苦境に置かれているモンツァに関して、以前エクレストンは「(モンツァを)失いたくはないが、そうなる可能性は高いと考えているよ」と、その将来に対して悲観的な発言を行っていた。
その最大の理由は、エクレストンが要求する高額なF1開催権料をモンツァが負担しきれない可能性が高くなっていたためだ。
だが、エクレストンは最近イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「的確な解決策が見いだせるだろう。私は、もはやイタリアGPの将来に関して疑問を抱いたりはしていないよ」
85歳となったエクレストンは、現在はイタリア自動車クラブの会長であるアンジェロ・スティッチ・ダミアーニを通じてうまく状況が整理されつつあると次のように付け加えた。
「いろんなことがはっきりしてきている。今では唯一の仲介者としてスティッチ・ダミアーニがいるだけだ」