ルノーのF1プロジェクト責任者シリル・アビテブールが、レッドブルやロータスとのことをどうするかは最終的に最高経営責任者のカルロス・ゴーンが決定を行うことになると語った。
■2016年もF1を続けるとレッドブル
一時はF1撤退をちらつかせていたレッドブルだが、ここへきて来季もF1活動を継続する可能性が非常に高まったことを示唆し始めている。
F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトが『Telegraph(テレグラフ)』に寄稿した記事によれば、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、「今後12か月以内にこれまでの通常の運営に大きく影響を及ぼすような計画もなければ、そのような動きもない」と語ったという。
そのレッドブルに関する最新のうわさは、2016年にはルノーからエンジンを購入し、それにタイトルスポンサーのインフィニティの名前を冠して使用。そして独立系エンジンメーカーが参入する2017年からは、そのメーカーが供給することになる“クライアントエンジン”に切り替えることをもくろんでいるというものだ。
■最終決定を行うのはカルロス・ゴーンだとルノー
こうしたうわさに関し、ルノーのF1プロジェクト責任者であるシリル・アビテブールは次のように語った。
「レッドブルは解決策を見つけたようだね。だが、我々としてはまず自分たちのF1とのかかわり方を決定する必要があるんだ」
「我々はどうしたいのか? 我々はロータスとともに何を行うのか? レッドブル、そしてトロロッソとは?」
そう語ったアビテブールは、次のように付け加えた。
「どういううわさがささやかれているのかは知っているよ。だが、そうした決断は我々の最高経営責任者が行うことになる」
アビテブールが言及したルノーのカルロス・ゴーンCEOは、12月8日(火)までに最終的な決断を行うことになるだろうと言われている。