「明暗分かれたハミルトンとロズベルグ」メルセデスAMG／F1イタリアGP決勝
モンツァ・サーキットで行われた2015年F1第12戦イタリアGP決勝を終え、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが次のようにコメントした。
【結果】F1イタリアGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■ルイス・ハミルトン「かつてないほど完ぺきな週末」
決勝／優勝
「今週末はずっと素晴らしかった。僕にとっては完ぺきな週末だったよ。こんな週末は思い出せないほどさ。このレースはどのドライバーにとってもすごく特別なものなんだ。表彰台に上るのはものすごく感動的だよ。海のように埋め尽くしたファンの前で、ここで勝利した多くの偉大なドライバーたちと同じ足跡をたどるというのは本当に誇らしく思える瞬間だね」
「スタートはかなりの接近戦になったし、セバスチャン（ベッテル／フェラーリ）をおさえるのに必死だった。だけど、そこからはうまくコントロールできると感じていたよ。予選でのバランスは完ぺきではなかったけれど、レースではこれまででも最高レベルのバランスになっていた」
「チーム全員のハードワークには感謝してもしきれないほどさ。ブラックリーとブリックスワースの全員が信じられないような仕事をしてくれているんだからね。これまでには見たことがないほどだし、全員にお礼を言うよ」
■ニコ・ロズベルグ「あきらめるという選択肢はない」
決勝／リタイア
「今週末は、僕にとってはすごく厳しいものとなった。僕のクルマには問題が多すぎたし、それによって勝利を目指して戦うことが不可能になってしまった。あと2周か3周のところでリタイアだなんて、本当にがっかりだ」
「いくつか手前のコーナーで、すでに少しパワーが失われている感覚があったんだ。それでも、何とかそのままいけるんじゃないかと期待していたんだけどね。今日はタイトル争いという点では間違った方向へ大きな一歩を踏み出してしまった。だけどこういう状況に対して不満を言ったところで何の解決にもならない。これからも頑張り続け、さらに強くなって戻ってこないとね」
「あきらめるつもりなんて全然ないよ。いい方向へと転ずるためにこれからも懸命に頑張っていく。手始めはシンガポール（次戦）だ。僕のお気に入りのレースのひとつだからね。僕はもうそちらのほうに目を向けているよ」
