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ロータスにさらなる試練。法廷闘争を控える共同オーナー

2015年08月17日(月)17:17 pm

財政難に苦しんでいるとのうわさが絶えないロータス。近いうちにルノーへチームを売却することになるのではないかとも言われており、今週末にF1ベルギーGP(23日決勝)が開催されるスパ・フランコルシャンにおいてもロータスがさまざまな意味でうわさに上ることは間違いないだろう。

そして、そのロータスにさらなるトラブルの種が生まれたようだ。

ロータスの共同オーナーのひとりであり、取締役会メンバーにも名前を連ねる不動産関係ビジネスマンであるアンドリュー・ルーハンが法的問題に巻き込まれていることがこのほど明らかとなった。

まず、妻との離婚問題を抱えているルーハンだが、『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』によれば、その和解金はイギリスの歴史上最高額となるのではないかと言われている。

だが、その問題が決着するのはもう少し先の話になりそうだという。というのも、ルーハンはかつてのビジネスパートナーからホテルチェーンに関する訴えを起こされており、来年にはイギリスの高等裁判所で争うことになりそうだという。

ロータスとは直接関係のない裁判だとは言え、共同オーナーが法廷闘争に巻き込まれているということは、間接的な影響が及んでくることも否定はできないだろう。

ロータスのチーム副代表を務めるフェデリコ・ガスタルディは、『Speedweek(スピードウィーク)』に対して次のように語った。

「ほとんどのチームは何らかの財政的不安を抱えているものだよ」

「問題は、フェラーリやメルセデス、そしてレッドブルなどとは違って、我々は自動車やエナジー飲料を販売していないということだ。我々はほかのチャネルを通じて財政を賄わなくてはならないし、その中には賞金やスポンサーからの支援も含まれるんだ」

そう語ったガスタルディは、次のように付け加えた。

「そして、最終的には、チームオーナーは自分のポケットマネーをつぎ込むしかないんだ」

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