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フェラーリのやり方は「アンフェアだ」とウィリアムズ

2015年08月06日(木)5:55 am

ウィリアムズの最高技術責任者であるパット・シモンズが、ウィリアムズの25歳の新鋭ドライバーであるバルテリ・ボッタスの将来についてのうわさを増幅させたことに対し、フェラーリを批判した。

フェラーリが、キミ・ライコネンの後任として2016年にはフィンランド出身のボッタスの獲得を目指していたことは明らかだ。だが、ボッタスとウィリアムズの間には2016年までの契約が結ばれている。

すでにフェラーリがその契約をウィリアムズから買い取ることで合意したと伝えたメディアもあれば、ウィリアムズがフェラーリから提示された条件に対し首を縦に振らなかったと報じているメディアもある。

そんな中、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』から、ボッタスが来年ライコネンの後任としてフェラーリの赤いドライビングスーツを来ているところが想像できるかと尋ねられたシモンズは、次のように答えた。

「現時点では、ボッタスはウィリアムズのドライバーだし、この段階ではそれが変わることを示すものは何もないよ」

「だが、いくつか強調しておきたいことがある」

「フェラーリはボッタスに興味があることをはっきりと示していた。そういう手法が取られたことにより、誰もがそれを知るところとなった。そして、そういうやり方は、我々からしてみれば、ドライバーだけでなく、チーム全体を非常に困惑させるものだった」

「これにより、ドライバーとチームの関係に悪影響を及ぼすことは避けられないだろう。フェラーリは何も悪いことはしていないかもしれない。だが、我々(ウィリアムズ)だったら、明らかにこれとは違うやり方を取っただろうね」

この件に関しては、ボッタスのマネジャーや、さらにはボッタス自身もこうしたうわさが公然と流されたことについては「不当」なことだったと主張している。

ボッタスのマネジングチームのひとりであるディディエ・コトンは、F1ハンガリーGP(第10戦)が開催されたブダペストで次のように語っていた。

「率直に言って、このチーム(ウィリアムズ)やフェラーリのドライバー(ライコネン)にとって、こういううわさを広げるのは正しいことではないよ。これは不当なことだ」

さらに、先週スポンサーイベントに出席していたボッタスも、次のようにコメントしている。

「こういうこと(うわさ)は真実ではないし、彼ら(フェラーリ)は、ウィリアムズに対しても、キミ(ライコネン)に対しても公正を欠いているよ」

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