2015年F1第8戦オーストリアGPが6月19日(金)、レッドブルリンク(全長4.326km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。タイムは1分09秒600だった。
【結果】F1オーストリアGPフリー走行2回目の順位、タイム差
午前中に行われたフリー走行1回目では開始早々にドライブシャフトにトラブルが発生し、ほとんど周回できなかったベッテルが積極的に周回に望み、スーパーソフトで全体ベストタイムを刻んだ。しかし、その後ロングランプログラムを行っていたベッテルに再びギアボックストラブルが発生。早めにセッションを打ち切らざるを得ない状況を迎えてしまった。
一方、このセッションで初めてショートノーズを投入したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、ソフトタイヤでの走行ではトップ10圏内を走行する速さを見せる。しかし、いったんガレージに収まるとその後は姿を見せず、スーパーソフトでの周回を一度も行わないまま17周を消化したのみでセッションを終えている。
チームメートのジェンソン・バトンにも途中でトラブルが発生。バトンも17周しか行えないという状況に。マクラーレン・ホンダにとってはアロンソのクルマに投入した新空力パッケージへの期待が膨らむ半面、信頼性に関しては明日以降に不安を残すこととなった。
2番手から5番手までの結果は次のとおり。2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手パストール・マルドナード(ロータス)、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。
F1オーストリアGPフリー走行3回目は、明日の日本時間18時から始まる。