マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエが、今後マクラーレン・ホンダは「すべてのエリア」について改善を続けていく必要があると認めた。
F1カナダGP(第7戦)が行われた先週末のジル・ビルヌーブ・サーキットにはチームの主要株主などの姿もあった。マクラーレン・ホンダとしても、ここで株主たちにいい印象を抱いて欲しかったはずだ。
だが、さらなる前進が期待されたカナダGPだったが、フリー走行や予選で信頼性の問題が発生してエンジン交換を余儀なくされる事態を招いていた。
ブーリエは、カナダGP決勝を迎える前にブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』に次のように語っていた。
「プレッシャーはあるが、それは普通のことだ」
「世界中のどんな会社でも同じだが、株主たちは私たちのところへ訪れ、支援をしてくれる。だが、彼らは同時に理解もしてくれているよ」
「我々はプロフェッショナルとして透明性を持ってやっている。だから彼らも我々が何をやっているのか分かっているんだ」
そう語ったブーリエは、ほほ笑みを浮かべながら「我々も、自分たちがやっていることが分かっていると期待しているよ」と付け加えた。
マクラーレン・ホンダにとって、再びトップ争いができるようにするためには今後どの部分に最も集中していくことになるかとの質問を受けたブーリエは、次のように答えた。
「すべてだよ」
決勝では結局2台ともリタイアに終わったマクラーレン・ホンダ。まずは信頼性の問題を改善しないことには、何も始まらないといったところだろう。