メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、次戦F1モナコGP(24日決勝)に向かうにあたり、これまでのピットストップ手順に関する方針を改めることになるだろうと語った。
先週末にバルセロナで行われたスペインGP(第5戦)では、目下のライバルであるフェラーリに対してパフォーマンスの差をさらに開いてみせた。だが、ピットストップに要する時間に関しては、現在はフェラーリがすべてのチームの中で最速となっている。
「メルセデスAMGではこれまでタイヤが確実に交換されるよう、コンマ2、3秒の余裕をみていた」
『Welt(ヴェルト)』にそう語ったラウダは、次のように続けた。
「だが、我々はこれを少し変える必要があると考えている。そうすればこの部分においても我々のほうが速くなるはずだ」
『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』は、ラウダが次のように付け加えたと伝えている。
「これまで目にしてきたように、ライバルたちは決して眠ってなどいないからね」
一方、チームメートのルイス・ハミルトンの5連続ポール獲得を阻止し、ついに今季初優勝を遂げたニコ・ロズベルグも、今後さらに改善を続けていきたいと語っている。
「最高のF1カーを運転しながら、1勝もできないのは苦しいことだった。だけど経験によって、この難しい状況にどう対応すればいいかも分かっていたんだ」
「僕は常に自分自身と、自分の才能を信じているよ」とロズベルグは付け加えた。