NEXT...F1開催スケジュール

中国GP主催者がF1に期待する「変化」とは？

F1中国GPの主催者が、F1に「変化」を求めていると報じられている。

中国GPを主催するジャス・イベントのマーケティングマネジャーであるヤン・イービンがF1に関して懸念を抱いていることを明らかにした。

ヤンによれば、中国GPの観客数は安定しているものの、中国GPとしての観客動員力はこのところ低下現象にあるという。

ヤンは、『上海日報』に次のように語った。

「それにはいろいろな理由がある。何シーズンもひとつのチームが圧倒的に強く、小規模チームが大規模チームに挑戦することは難しい状況にあること、その他もろもろだ」

「10年ほど前と比べるとレースそのものも見劣りしてしまっている」

上海では2017年までF1開催契約を結んでいる。だが、ヤンに言わせれば、毎年無秩序に拡大を続ける上海にあっては、中国GPも「山ほどある」国際的イベントのひとつにしか過ぎないという。

F1開催契約を2018年以降も延長することになるのかと尋ねられた、ヤンは「F1に変化が起こる必要がある」と答え、次のように続けた。

「昨年はUBS（スイスに本拠を構える世界的金融機関）が中国GPのタイトルスポンサーだったが、彼らは今年その契約を延長しなかった。それには何らかの理由があるはずだ」

そう語ったヤンは、次のように付け加えた。

「バーニー（エクレストン／F1最高責任者）の時代が終われば、その後に何か新しいものを期待することもできるかもしれないがね」