ホンダF1の新井康久プロジェクト・リーダーが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦中国GP(12日決勝)に向けて意気込みを語った。
■新井康久(本田技術研究所専務執行役員/F1プロジェクトリーダー)「いっそうの競争力アップを目指して」
「先月のマレーシアGPは期待していました。開幕戦メルボルンから第2戦にかけてパワーユニットのアップデートに成功したからです」
「従って、セパンで2台揃ってリタイアしたのは残念でした。フェルナンド(アロンソ)はERS(運動エネルギー回生システム)の冷却に問題が出て、ジェンソンのほうはターボがトラブルを起こしたのでした」
「今週末からの2連戦ですが、中国ではアクセル全開の長い直線が2本もあります。次のバーレーンは燃費が心配です。両レースとも、われわれのパワーユニットにとって未知の領域です」
「ホンダは、高い次元でエネルギー管理と信頼性を両立させるべく仕事に取り組みます。今後のレースでより競争力を上げるためにね」