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ピレリ、中国企業に売却後もF1に「変更なし」

2015年03月29日(日)21:51 pm

先日、70億ユーロ(約9,081億円)で中国企業に買われたイタリアのタイヤメーカー、ピレリ。だがF1プロジェクトは「平常通り営業」する。

先週、中国国営ケムチャイナによるピレリ経営権の取得が明らかになった。ピレリは、イタリア生粋のタイヤメーカーとして140年以上の操業を誇る名門だ。

ただし、CEOのマルコ・トロンケッティは現職をキープする。

また、マレーシアGPで報道陣に囲まれたF1部門責任者のポール・ヘンベリーも、従来の活動を「通常どおり続ける」と言明した。

「われわれは長年に渡って世界の株主たちとお付き合いをしてきた」

「そんな彼らは、取締役会の仲間入りを果たして経営ビジョンの一翼を担っている。事業のひとつであるF1にも変わりはない」

ヘンベリーによると、むしろ問題は将来にわたるF1の方向性だ。エンジンの高出力化、トレッド幅のワイド化、タイヤ径の変更と扁平化など、F1は大幅に変わるかもしれない。

規則の行方によっては、次期F1タイヤ契約の入札をどうするか、ピレリの考え方に影響が出るとヘンベリーはいう。

「入札に踏み切るからには、規則がいかに変わるか、F1が今後どうなるか理解しておきたいのはもちろんだ」

「仮にF1が変化を受け入れるとして、それがあるていど可視化され、しかも有望な内容で、よい助言を取り入れるの姿勢であれば、われわれにとっては申し分ない」とヘンベリーは語った。

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