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マノー・マルシャ、マレーシアGPでは出走が絶対条件

2015年03月26日(木)17:03 pm

開幕戦のF1オーストラリアGPではついに一度も走行することができなかったマノー・マルシャだが、今週末のマレーシアGPでは必ず出走しなければならない状況を迎えている。

新出資者が現れたことで、昨年の経営破たんによる管財手続きから抜け出し、復活が期待されているマノー・マルシャ。だが、オーストラリアGPではついにガレージからクルマが出ることはなく、最初から走るつもりはなかったのではないかというようなうわさもささやかれていた。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、「誰かがマシンガンを彼ら(マノー・マルシャ)の頭に突き付けて脅していたから走れなかったとでもいうのか」と怒りをあらわにしていた。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)同様、エクレストンも、マノー・マルシャがオーストラリアに姿を見せたのは、単にそれによって2014年に9位となったことで獲得できる賞金を受け取る権利を発生させるためだけだったのではないかと疑っていたようだ。

エクレストンは、マノー・マルシャに対し、イギリスからオーストラリアまでの機材輸送費を請求するとまで発言していた。

そして、F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトとルーク・スミスによれば、エクレストンは『Independent(インデペンデント)』に対し、さらなる罰則を適用すると次のように語ったと伝えられている。

「彼らが出走しなかったレース分は、賞金を減額することになる」

FIAはマノー・マルシャが予選に出走できなかった時点で調査を行ったが、その結果、チームが出走を目指していたのは確かであり、そのための準備作業を「十分に行っていた」との判断を示していた。

だが、伝えられるところによれば、FIAでは今週末のマレーシアGPもマノー・マルシャが欠場することは許されないと考えているようだ。

『Telegraph(テレグラフ)』は次のように報じている。

「もし彼ら(マノー・マルシャ)がマレーシアでもガレージから出てこないようなことがあれば、F1は彼らに厳しい処分を下すことになるだろう」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』も同様の見解だ。

「どんな説明や言い訳もマレーシアGPでは認められないだろう」

「FIAは、この第2戦で彼らのクルマが2台ともコースに出なくてはならないということを明確にしている」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は付け加えている。

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