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アロンソ事故への疑問いまだ消えず

すでにお伝えしたように、今週末のF1マレーシアGP（29日決勝）にマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが出走することが確定した。

だが、4日も入院し、その後行われた2015年F1開幕戦オーストラリアGPをも欠場することになったアロンソの事故については、いまだにうわさや憶測が消える気配はない。

正式に復帰が決まったアロンソは、26日（木）に行われる共同記者会見に臨むことになると見られているが、事故以来アロンソが公式に記者たちの前に姿を現すのは初めてとあって、事故に関する質問攻めに会うことは間違いないだろう。

マレーシア入りしたアロンソに関しては、メディアも体調には問題はなさそうだし、気分もよさそうに見えると報じられている。

元F1ドライバーであり、F1解説者を務めるマルク・スレールは、ドイツの『Sky（スカイ）』に次のように語った。

「ひとたびクルマに乗れば、彼（アロンソ）はすべてを忘れて、いつもと同じように運転するだろう」

「だが、まだ答えが見つかっていない疑問も残っている。実際に、何が起こったのかということだ」

「突風が原因だったという説明は意味をなさないものだ。アロンソは限界に達するような走りをしていたわけではないからね」

マクラーレンは、アロンソが事故の前に「ステアリングが重い」と感じていたことを思い出したと声明の中で明らかにしている。

だが、これに関してもスレールは次のような疑問が残ると続けた。

「彼は、クルマか、あるいは自分自身に何か異常があることに気付いたのだろうか？」

「我々には分からないし、今後も明らかになることはないだろう」とスレールは付け加えている。