2015年にはメキシコGPが復活することになり、年間のレース数は今年の19戦からひとつ増えて全20戦となる。
だが、F1は2016年からアゼルバイジャンで新たにグランプリを開催することになっており、さらにF1最高責任者であるバーニー・エクレストンはラスベガスの有名なストリップ地区でのF1開催に向けた準備を進めているとも言われている。
エクレストンもアゼルバイジャンの首都バクーでのレースが開催される2016年には、年間レース数が20戦を超えることになりそうだと認める発言を行っていた。
現在、F1チームの合意がなければ年間20戦を超えるレースを行うことができないと言われているが、そうであればエクレストンのこうした動きは今後問題となってきそうだ。
だが、エクレストンはこれに関し、次のように主張した。
「私が20戦より多くのレースをしたいと思えば、チームの同意などは不要なんだ。そんなものが必要だとは思わないね」
「端的に言えば、私はチームの合意を得ることなど気にしていないということだ」
しかし、現在、ひとつのレースについて先行きが危ぶまれる事態となっている。それは、有名なイギリスGPだ。
シルバーストン・サーキットのマネジングディレクターであるリチャード・フィリップスを含む何人かの取締役が停職処分となったことが最近報じられた。これによって、F1グランプリ発祥の地として知られるシルバーストンでのイギリスGPの開催・運営に問題が生じるかどうかは今のところ不明だ。
「私は、リチャード・フィリップスがどうすればよかったのかは分からない。すべてが奇妙だし、突然そういうことになってしまった」
エクレストンはシルトに対してそう語ると、次のように付け加えた。
「すべてうまくいっていたのに、今ではかつて取引をしていた主要な連中がいなくなってしまった。彼はこのことに関し、私には何も言っていなかったよ」