NEXT...F1開催スケジュール

サインツJr.「辛抱強く待つしかない」

2014年10月17日(金)17:22 pm

レッドブルの若手育成プログラムメンバーに所属するカルロス・サインツJr.が、自分の将来に関し、レッドブルがどういう判断を下すかについて、今は「辛抱強く待つしかない」と語った。

F1日本GP(第15戦)が行われていた鈴鹿で4年連続F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが今季限りでレッドブルから離脱するというニュースが発表されたが、レッドブルでは同時に来季ベッテルの後任として今年トロロッソからデビューしたばかりのロシア人ドライバー、ダニール・クビアトを昇格させることを同時に発表した。

レッドブルではそれ以前にすでに17歳の新人マックス・フェルスタッペンを来季トロロッソからクビアトのチームメートとしてデビューさせることを発表していたが、クビアトがレッドブルへ昇格することになったことにより、本来2015年にはトロロッソからデビューするのではないかと言われていたサインツJr.に再びF1デビューのチャンスが訪れたかのように見えた。

だが、トロロッソのチーム代表であるフランツ・トスト、さらにはレッドブル総帥であるディートリッヒ・マテシッツが、17歳でF1デビューを飾るフェルスタッペンと組ませるには、経験のあるジャン-エリック・ベルニュのほうがふさわしいかもしれないと示唆。サインツJr.のF1デビューにはまたも暗雲が立ち込めることとなっている。

F1の下位カテゴリーであるフォーミュラ・ルノー3.5シリーズですでに今季のタイトル獲得がほぼ確定的となっているサインツJr.は、今週末にはスペインのヘレスで開催される最終戦に臨むことになる。

その最終戦を前に、スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』から、またも2015年にトロロッソからF1デビューのチャンスを逃すことになれば、さらに大きな失望感に襲われるのではないかと質問を受けたサインツJr.は次のように答えた。

「みんながすでにトロロッソのシートを確保したも同然だと言っていたときから、僕はあまり期待をし過ぎないようにしていたよ」

伝説的なラリードライバーであるカルロス・サインツを父に持つサインツJr.は、次のように続けた。

「僕はみんなに、自分はほかのドライバーたちと同じようにレッドブルのドライバーなんだって話していたんだ。レッドブルでは何が起こるかなんて誰にも分からないからね」

「論理的にこれまでの評価や数値、そして戦績を考えれば、僕だろうね。でもF1では常にそれで物事が進むとは限らないことも分かっているよ」

「今は忍耐が必要だよ。いろんなことが短期間で変わることもあるからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック