1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、セバスチャン・ベッテルの突然のレッドブル離脱発表と同時に、その後任としてダニール・クビアト(トロロッソ)が来季レッドブルに昇格することが発表されたことで、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が出し抜かれることになったのは明らかだと考えている。
「アロンソにとってはいいポーカーができていないね」
ビルヌーブはスペインの『AS』にそう語ると、次のように続けた。
「誰もが現在最高のドライバーはアロンソだと認めると思う。でもF1ではうまく状況を操る方法も知っておく必要があるんだ。そして彼は常にそれをうまくやれているわけではない」
ビルヌーブも、ほかの多くの者たちと同様、アロンソは2015年にはマクラーレンへの復帰を目指していると考えている。だが、そうなったとしてもすぐにアロンソにF1チャンピオンへの道が開けるとは思っていないようだ。ビルヌーブは次のように語っている。
「マクラーレンはいいチームだよ。でも僕はホンダのこともよく知っているし、彼らがすぐに成功するとは思わないね」
ビルヌーブはアロンソが1年間休養を取るのではないかとの説には懐疑的だ。
「そうは思わないよ」と語ったビルヌーブは、次のように付け加えた。
「2か月もすれば、彼はどうしていいか分からなくなるはずさ。彼はレーシング・アニマルだからね」