F1日本GP決勝を終え、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが次のようにコメントした。
【結果】F1第15戦日本GP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■ルイス・ハミルトン「今日はニコよりペースが良かった」
決勝/優勝
「まず何よりジュール(ビアンキ/マルシャ)の無事を祈っている。ほかのことすべてが暗く感じるよ。仲間がケガをして、みんなが彼のことを祈っているときだから。そのことと比べれば、レース結果は少しも重要に感じない」
「ニコと僕との戦いは大変なものだった。お互い必死に攻めたよ。1コーナーでまずい瞬間があったけれど、とにかく攻めていてDRSを閉じるのが遅すぎたんだ。でも幸いコースに戻ることができた」
「コンディションはレース通して難しいものだったけれど、今日はニコよりペースが良くて、序盤はかなり楽についていくことができた。ここは、ほかのクルマについて走ったり追い抜いたりするのが楽なサーキットじゃない。でも、ニコが最終コーナーの出口でミスをして、抜くことができたんだ」
「そこからは、やり方をすっかり変える必要があった。タイヤをいたわって、レース最後までトップを守れるようにね。でも言ったように、今日大事なことはそのことじゃないよ。みんなジュールのことを思っている」
■ニコ・ロズベルグ「マシンバランスにすごく手を焼いた」
決勝/2位
「ジュールとその家族、チームの仲間のことを思っている。みんな、いい知らせが入ることを願っているよ」
「今日はウエットコンディションで本当にきついレースだった。インターミディエイトタイヤではマシンバランスにすごく手を焼いて、ルイスを抑えるために必死で攻めなきゃならなかった」
「オーバーステアがひどかったから、クルマのリアエンドがすごく不安定だったんだ。本当に変だったよ。コーナーで必要な信頼感がなかった。その点は、これからの数日で調べなきゃいけないね」
「つまり、今日はルイスのほうが速く、優勝に値したということだ。彼に対して7ポイント失っただけで済んだのは、被害を最小限に食い止めたというところだね。今回も1-2フィニッシュで、チームにとっていい結果になった」