ベルニュ、来季のシート探しに「レッドブルからの手助けはない」
今シーズン末でシートを失うジャン-エリック・ベルニュ（トロロッソ）だが、来季に向けてレッドブルの支援がまったくないことを明かした。
【結果】F1第14戦シンガポールGPフリー走行2回目の順位、タイム差
ベルニュは3シーズンをレッドブルの姉妹チームであるトロロッソで過ごしたが、レッドブルはベルニュに代えて、来季17歳になるマックス・フェルスタッペンをステップアップさせることに決めた。
ベルニュはF1シンガポールGP（21日決勝）を前にF1公式サイトのインタビューでこう語った。
「彼ら（レッドブル）には若手ドライバーの育成プログラムがあって、それを推し進める必要がある。そういうことだよ」
ベルニュは25歳だが、チームメートである20歳のダニール・クビアトや来年デビューするフェルスタッペンと比べると「年寄り」のように見えると質問されると、ベルニュは少々悲しげにこう答えた。
「笑えるよね。これで、F1に飛び込むためにほかのシリーズが全部必要ないということがはっきりしたよ。カートからほとんどすぐにF1にジャンプアップできることが分かったんだから」
ほかのレッドブル育成ドライバーで、クビアトやフェルスタッペンのステップアップでF1デビューをはばまれたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタやカルロス・サインツJr.は今もレッドブルのドライバーだが、ベルニュの状況は違う。
「その通り。今はマネージメントがついていない。選択肢を取捨選択するのは自分1人だけだ」とベルニュは話す。
2014年シーズンが終わるまでに自力で次のシートを獲得しなければならないという。
「それが僕の仕事だけれど、そのことについては話したくない」
「でも、レッドブルからの手助けは一切ないよ。僕が今一番集中していることは、シーズンを最高の形で終えることだ」
