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「新パーツ投入で逆襲だ」/ロータスF1ベルギーGPプレビュー

2014年08月16日(土)8:16 am

ロータスのロマン・グロージャンとパストール・マルドナードが、スパ・フランコルシャンで行われるF1第12戦ベルギーGP(8月24日決勝)に向けて意気込みを語った。

■ロマン・グロージャン「ポジティブな気分で」
「妻や第11戦ハンガリーGP直後に一才の誕生日を迎えた息子(サッシャ)と、とても素敵な夏休みを過ごした。親戚一同も集まって、すごく楽しかったよ。ほんの少しの時間だったとはいえ、いちどスイッチを切るのはいいものだね。後半戦に向けてリフレッシュしたよ。エネルギーをバッチリ充填してF1のパドックに戻ってきた」

「ここまで困難の連続だが、これからシーズン残りの戦いについてはポジティブな気分だ。開幕以前から深刻な問題に直面してばかりだが、人生と同じで、前を向いて生きるのみさ。僕はそうしている。F1三年目の今季にして、ざ折はいつ経験しても辛いものだ。でも、僕だってもう大人だよ。困難から学ぶことは多い。再復活目指して努力を重ねるんだ。残りのレースで、チームとともに再び成功を収めることができるよう願っている。それが目標さ」

「みんな知ってのとおり、スパは最高のレーシングコースだよ。高低差や高速コーナー、技術を要する中速コーナーを備え、追い越し可能なストレートが何本もある、運転するのが夢のようなサーキットだ。コースには魂が宿っている。他のドライバーと同様、いつ運転しても楽しい。スパで思い出深いのはサーキットだけじゃない。アルデンヌの森に囲まれた環境がすばらしい。コックピットからのサーキットは、まるで生き物で呼吸しているみたいな眺めだよ。ファンの存在も間近に感じられる。彼らが売店で買ったフライドポテトの匂いがこっちに漂ってくるくらいさ!」

「ドライバーとしては、毎回マシンに乗り込んだらベストを尽くすのみだ。たとえ困難なシーズンでも前向きでいなきゃいけない。どんな不運や問題、厳しい状況も、巻き返しを信じて乗り越えないとね。エンストンの本拠地に行くたびに成功への決意が感じられる。それが救いだよ。そんな気持ちと技術チームのスキルがかみ合えば、今後のレースで見返りを得られるはずだ。僕らに必要なのは勢いだ。E22の長所を生かして、なんとしてもポイントを奪いたいところだ」

「どのレースでもポイントを狙っている。モナコGP以来、すごく厳しいレースが続いて、多くの理由によりポイントを奪うのが叶わない状況だ。スパではマシンが多少でも改良されるよう願っている。スペインGPをはじめ、何回か見せた僕らのポテンシャルをスパでも発揮したい。僕らの足を引っ張ってきた問題を克服すれば、もっとポイントを稼げると信じている」

■パストール・マルドナード「ハングリー精神を忘れずに」
「家族や友人と時間を過ごして、なるべくリラックスするよう心がけた。F1シーズンは旅から旅の厳しい生活だ。時間がすぎるのもアッという間だよ。ぜったいに休みは必要だ。だが、どうしても頭の片すみでチームやマシンのことを考えてしまう。したがって一部の自分は常に、スパから始まる後半戦に集中しているよj

「チームごと休みをとってリフレッシュすることは重要だ。短いあいだでもサーキットを離れるのは健全だと思う。自分たちが置かれた状況を見つめられるし、それがひいては今後の前進につながればいいと願うよ」

「今年は非常に難しいシーズンを過ごしている。問題が山積だった。しかし、それも過去の話さ。ポイントを獲得してシーズンを力強く締める可能性を信じて戦わなければならない。そうすれば、2015年は新しくエキサイティングなパッケージで勢いよくスタートを切れるだろう」

「マシンの改善と毎レースでポイントをあげる以外に明確な目的を見出すのは難しいね。今季型のE22は、時に実力の一端が垣間みえる。すべてが正しく機能してチームもプッシュし続ければ、絶対にもっと得点できる。チーム一丸で最大限の結果を収めるのが僕らに与えられた仕事だ。そうすれば、再び戦えるチームとなって2015年を迎えられるだろう。まずは、今季もういちどポイント争いができるよう巻き返しに懸命だ」

「スパはすばらしいサーキットだ。この地球上で最高のコースだよ。オールージュとラディオン、プーオン、ブランシモンといった箇所は、他のどこへ行っても得られない感動をドライバーに与えてくれる。あらゆる意味でユニークなコースさ。F1グランプリ創成期の1950年当時から使用されているところもあるんだよ。そんなサーキットでレースできるなんて、ほんとうに特別じゃないかな」

「スパは、いつどんなマシンでレースをしても必ず記憶に残る、珍しいサーキットだ。中でも、いちばん思い出に残っているのは幸運にも勝利をあげることができた数戦だ。初レースは2004年のフォーミュラ・ルノーだ。ワールド・シリーズbyルノーを戦っていた2006年、スパでポールポジションから優勝したよ。最速ラップもマークした。2008年にGP2で初勝利をあげたのも、ここスパだ。チャンピオンになった2010年にスパで勝ったのは、いい思い出さ。F1では2012年に予選6番手を記録した。このように、スパには数々のすばらしい思い出がある。長年に渡る絆みたいなものを感じるサーキットだね」

「E22とスパの相性がよければいいな。技術的に順調で、パワーユニットなどに問題さえ出なければポイントも狙えるだろう。ごぞんじのとおり、天気をはじめとする不確定要素がスパにはある。過去数戦より高位置で戦えたら嬉しい。それが叶ってパッケージも上々なら、ベルギーGPをいい形で締めくくれると信じている」

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