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FRIC禁止は何も効果がなかったとトップチーム

2014年07月22日(火)17:52 pm

F1ドイツGP(第10戦)の開幕前には、直前にFRICと呼ばれるサスペンションシステムが実質的に禁止になったことで大きな騒ぎとなっていた。だが、この問題はわずかに不満の声を残しただけで、実際には目に見えるほどの影響を及ぼすことはなかった。

■【結果】F1ドイツGP決勝。順位、タイム差など

このFRIC禁止によって最も大きな影響を受けるのではないかと言われていたのは、今季圧倒的な強さを誇るメルセデスAMGだった。だが、メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダはドイツのテレビ局である『RTL』に、「何も変わらなかったよ」と語り、次のように付け加えた。

「ただ、大きなコストがかかっただけだった」

事実、その洗練されたサスペンションシステムであるFRICを取り外した状態でも、ポールポジションからスタートしたニコ・ロズベルグは危なげなく優勝を飾り、メルセデスAMGに今季9勝目をもたらしている。

現在ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』で解説者を務める元F1ドライバーのマルク・スレールも、「メルセデスAMGが最も複雑かつ最高のシステムを持っていると言われていた。だが、(F1チームの)力関係はまったく変わらなかったようだ」と語った。

メルセデスAMGのライバルであるレッドブルも同意見のようだ。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ドイツGP決勝後に次のように語った。

「正直に言って、我々にとっては何も変わらなかった。まったく効果はなかったね」

「バラストが2kg軽くなっただけさ!」

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