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ハミルトンは「感情的」でロズベルグほど賢くない――英国名キャスターの厳しい評価

2014年07月01日(火)21:00 pm

圧倒的強さのメルセデスAMGでチームメートのニコ・ロズベルグに先行されているルイス・ハミルトンについて、F1をよく知る大ベテランが厳しい評価を下した。

ハミルトンは、ここ3戦ロズベルグに対して敗れている。F1第6戦モナコGPの予選では、ロズベルグが故意にミスを犯してイエローフラッグを出し、自分のタイムアタックを妨害したと考えて怒りをあらわにしていた。

イギリスで長年F1の実況を務めてきた90歳の名キャスター、マレー・ウォーカーは、そうしたところに現れるハミルトンとロズベルグの個性の違いが勝敗を左右するという考えだ。

「ハミルトンのほうがはるかに感情的だと言っても差し支えないと思う。それが彼のドライビングに影響しかねない」とウォーカーは『Daily Mail(デイリー・メール)』に語っている。

「ロズベルグに敗れれば敗れるほど、仮定の話ではあるが、気持ちの上で痛めつけられる可能性もあるし、それがより大きなプレッシャーをもたらす」

「単純に言えば、ハミルトンがチャンピオン争いで勝つのは非常に難しくなるということだ。なぜなら、ロズベルグは考えるドライバーだからだ。ハミルトンのほうが速いが、ロズベルグより賢いとは思えない」

■ハミルトンに信頼を寄せるニキ・ラウダ

しかし、メルセデスAMGの非常勤会長で、F1で3回王者に輝いたニキ・ラウダは、ハミルトンについて『Mirror(ミラー)』に次のように語った。

「レースでは被害妄想に陥ってはいられない」とラウダ。「私が指導する必要などないよ。彼のことは長いこと知っているが、頭はしごくまっとうだ。やる気も非常に高い」とラウダはハミルトンに信頼を寄せている。

次はハミルトンの母国イギリスGP(6日決勝)。ラウダは、ハミルトンにとって「完ぺきなタイミング」だと語る。

「自分のホームレースで、ファンの応援もある。ニコに追いつく必要がある」とラウダは話している。

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