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「かなりいいレースになるだろう」/フェラーリ、オーストリアGPプレビュー

2014年06月20日(金)6:56 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが、レッドブルリンクで開催されるF1オーストリアGP(22日決勝)を前に、記者たちの質問に答えながらレースへの抱負を語るとともに、レース以外のことについても自分の考えを述べた。

■フェルナンド・アロンソ「予選はものすごい接近戦になるだろう」

オーストリアGPへの抱負
「レッドブルリンクはすごく短かったことを覚えている。コーナーは5つか6つしかないからタイムはうまくまとめられる。だからタイムはかなり接近してくると予想しているよ。コンマ1秒か2秒の差が大きな違いになるだろうね。つまり、土曜日(予選)には完ぺきなラップをすることを目指さないとならない。新しいパーツを金曜フリー走行で試して、どれを土曜日に使うかを決めなくてはならないし、それにはまだ時間がかかる。いくつかいいパーツがあることを期待しているよ」

フェラーリ会長がF1改善のための会議を提案したことについて
「モンテゼモーロ会長は正しいことをやっていると思うよ。今年はいくつかのレースはあまりいいものだとは言えなかった。ひとつのチームが圧倒的に強いし、観客はもっとワクワクするようなレースを求めているよ。だから、チームやファンがもっといいレースにするようなアイデアを出しあうのは歓迎すべきことだと思うよ」

2015年のシーズン中テスト日数が削減されることについて
「コストを削減することが大切なことだというのは分かるよ。そうすればもっと多くのチームが生き残っていけるわけだからね。でも、一方で、F1はトレーニングの機会がない唯一のスポーツなんだ。若いドライバーにとっては特にね。(もしシーズン中のテストがなければ)フリー走行1回目でほとんど初めてクルマに乗るというのは難しいことなんだ。それがこのスポーツの独特な部分だね」

サッカーのワールドカップでスペインが敗退したことについて
「驚いたよ。でも失望はしていない。スペインは何年にもわたって勝ち続けてきたし、遅かれ早かれ負けるときはきていたはずだからね。これまで何年もスペインチームが僕たちに与えてくれたものに対して感謝するだけだよ」

■キミ・ライコネン「ここは追い抜きもしやすいからうれしい」

オーストリアGPへの抱負
「最初に言っておきたいのは、僕はヨーロッパでレースをするのが好きだということなんだ。ここはいいところだし、すごくたくさん新しい施設もできたみたいだね。このサーキットにはいい思い出があるし、ここではかなりいいレースになると思う。ここのレイアウトは追い抜きもしやすいし、ここへ来られてすごくうれしいよ」

「このサーキットはカナダよりは僕たちに合っているはずだと思う。カナダは、バーレーンと並んで僕たちにとっては最も難しいところだったからね。でも、現時点では僕がただそう思っているだけだけどね。明日どうなるか、様子を見るしかないよ」

ル・マン24時間レースについて
「ル・マンのレースは見ていたし、僕も特に注目しているレースだよ。すごく有名だしね。将来どうなるかは様子を見るしかないけれど、あのレースに興味があることは確かだよ。まだこの段階でその話をするのは速すぎるけどね。ラリークロスもいいかもしれないね。すごく面白そうだ。ラリーも楽しんでいるけれど、腕が試される難しいスポーツだよ。でも、ル・マンは多分F1に一番近いだろうね。違うことにチャレンジするのはいいことだよ。楽しいし、常に何かを学ぶことができるからね」

マルコ・マティアッチ新チーム代表について
「誰にも自分流のやり方があるし、まだマルコ(マティアッチ/チーム代表)は来たばかりだ。彼はとてもいい人物だし、すごく状況を改善したいと思っている。いい兆候も見えているし、目に見えない部分で多くのことが行われているよ。F1以外のところから来た人物が違う視点を持ち込んでくれることがいい結果を生むこともあると思うんだ。僕は、彼はすごくいい仕事ができると期待しているよ」

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