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ベッテル、序盤の不調原因はシャシーの「ゆがみ」か

2014年05月14日(水)21:44 pm

今季ここまで不調が続き、今年から新しくチームメートとなったダニエル・リカルド(レッドブル)にも後れを取っている4年連続F1チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。だが、ベッテルが開幕戦以降4レースで使用していたシャシーにはどうやら「ゆがみ」があったようだ。

今季は第2戦マレーシアで3位表彰台に上ったものの、ベッテルは、それ以外のレースでは実力を発揮しきれず、苦しいレースが続いていた。このベッテルの不調を不審に思ったチームは、先週末のスペインGP(第5戦)では、開幕前のテストで使用していたシャシーと交換。

するとベッテルは、フリー走行や予選でトラブルが発生したことで15番手からのスタートとなったものの、決勝ではファステストラップを刻む快走を見せ、結局11台を追い抜いてリカルドに次ぐ4番手でフィニッシュしてみせた。

ベッテルはレース後、「かなり違ったと思う」と語るとともに、「やっとクルマを自分の掌中に収めることができたと感じている」とコメントしていた。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、バルセロナでのレース後、ミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーではさらに入念な調査が行われたとし、そこで「彼(ベッテル)が最初の4レースで使っていたシャシーは、実際に曲がっていたことが分かった」と報じている。

シュミットは、昨シーズン後半には9戦連続優勝を飾るなど、ほかのドライバーをまったく寄せ付けない強さを見せていたベッテルが、今年の中国GP(第4戦)の後で自分のクルマはどこかおかしいと疑っていたとしている。

ベッテルは上海で次のように語っていた。

「(リカルドより)1秒も遅いなんて、差があり過ぎだよ。僕は運転の仕方を忘れたわけじゃないんだけれどね」

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