レッドブルでは、今季から4年連続チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルのチームメートとなったダニエル・リカルドが期待以上のパフォーマンスを示していることに驚かされているようだ。
レッドブルでは、昨年限りでF1を引退して世界耐久選手権(WEC)へ転向することを決めたマーク・ウェバーの後任としてレッドブルの育成ドライバーとしてトロロッソに在籍していたリカルドを今季のドライバーに抜擢(ばってき)した。そして、そのリカルドはここまでベッテルをしのぐ活躍を見せている。
「多くの選択肢があったが、我々は彼(リカルド)がベストだと確信し、彼を採用したんだ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ると、さらに次のように続けた。
「我々やテストでのデータやシミュレーター作業などで、彼が速いということは分かっていた。我々としてはセバスチャンに近いパフォーマンスが発揮できるだろうと期待していた。だが、ここまでの序盤4レースのような展開になるとは思っていなかったよ」
「彼に不足しているものが補われてくれば、彼はもっと強くなるだろう」とホーナーは付け加えている。