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グロージャン「あと少しパフォーマンスと信頼性があればポイントも狙える」

2014年04月14日(月)12:23 pm

ロータスのロマン・グロージャンが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第4戦中国GP(20日決勝)に向けて意気込みを語った。

ロマン・グロージャン
「上海は1年のうちでもとりわけ好きなレースというわけではないんだ。でも、ここで28歳の誕生日を迎えることになるから、いいレースにしたいよ!」

「ここでいいセットアップを見つけるのは簡単ではないし、気温も低くなることがある。サーキットに到着するまでものすごい大渋滞に巻き込まれるだろうということ以外には、どうなるかを予想することは難しいよ。2012年には上海で初めてF1でのポイントを獲得したんだ。昨年もまたポイントを取ることができたし、キミ(ライコネン/当時のチームメート)も2位になった。それがいい予兆だと思いたいし、今週末にもいい思い出を加えることができることを期待しているよ」

「今季型車のE22がこのサーキットに合うかどうかは正直に言って分からない。僕たちにとっては興味深い挑戦になると思うけれど、それでも今はまだ長い距離を走るということに重点を置いているんだ。だから、僕たちにとって本当にシーズンが始まるのは来月のバルセロナ(スペインGP/5月11日決勝)だと思っているし、そのためにできる限りの準備をしたいと思っている」

「ここには非常に長いバックストレートや、いくつかの高速コーナーがある。E22にはかなり手を加える必要があるし、パワーユニットのパフォーマンスも向上させなくてはならないのは確かだ。もちろん、今シーズンの初ポイント獲得を目指してベストを尽くすよ。それが僕たちの目的であり、目標なんだ」

「残念ながら、先週のバーレーンでのテストではパワーユニットに問題が発生してあまり周回を重ねることができなかった。いくつか空力の作業を行ったけれど、予定していたプログラムからすれば、やれたことははるかに少なかった。作業に取り組みたいと思っても、クルマがまともに走ってくれないんじゃ、僕たちにできることはあまりないよ。僕たちはこれからも頑張り続けて、できるときに、できることから学んでいくんだという姿勢を持ち続けないとならないね」

「もちろん、もっとテストの機会が多ければいいと思う。テストのたびに僕たちは問題を抱えているし、こうした状況は好ましいものとは言えない。幸運なことにレースではうまく走れていたし、パフォーマンスに関する知識を蓄えることもできた。でも、もっとテストの機会があったらよかったと思っているよ。現時点では追いつくようにするだけで手いっぱいだからね。少しでも問題を抱えてしまうと、これらの新しいテクノロジーの信頼性を得ることは難しくなる。ここまでの僕たちのテストは幸運だったとは言えないよ」

「それでもF1であることに変わりはないし、すべての観点から準備を整えて100パーセント集中もしている。確かにドライビングは昨年までとはかなり異なっているけれどね。レースではかなり遅くなっている。だからと言って簡単になったというわけじゃないんだ。コックピットの中で調整しなくてはならないことはかなり増えているし、エネルギー回生のことや、実際にどうレースをするかということについて考えなくてはならないことも多いんだ。そのことは昨年よりもかなり大変だけれど、素晴らしい挑戦でもある。でも、速度は少しばかり遅くなったから、身体的には楽になったかな」

「今後については、もちろんもっといい結果が残せるように頑張ることが目標だよ。クルマを速くするために改良すべき点は多々ある。でもそうしたことを試すことができるようにするためにも信頼性が必要なんだ。もし、僕たちがもう少しのパフォーマンスと信頼性を手に入れることができれば、ポイント圏内でのフィニッシュができると思う」

「ここからでも力強いシーズンにすることはできるし、全員がその目標に向かって集中しているよ。厳しい状況に置かれても、できる限り懸命に頑張り続けなくてはならないし、できる限り前向きな姿勢を保たなくてはならない。チームとして一致団結しなくてはならないし、そうすればチーム力を高めることにつながるよ」

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