バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は、新しいチームメートのフェリペ・マッサとの仕事を楽しんでいると語った。
ボッタスの昨年のチームメートであるパストール・マルドナードは、今年ロータスに移籍した。マルドナードは移籍にあたってチーム批判もしていたが、2014年シーズン前のテストでは、古巣ウィリアムズが好調でタイトルのダークホースとも言われる一方、移籍先のロータスは走行することにすら苦戦している。
2014年F1開幕戦オーストラリアGP(3月16日決勝)が行われているメルボルンでマルドナードは、「(ウィリアムズの)クルマは空力面では昨年のものとすごく似ている。今の調子はエンジンのおかげだ」と話し、チーム状況が正反対になっていてもロータスに移籍したことを後悔していないと主張している。
一方ボッタスのほうは、マルドナードの移籍を歓迎しているようだ。
「今シーズンは昨年よりチームメートから少し多く学べるチャンスだと思う」というボッタスの言葉をフィンランドのテレビ局『MTV』が伝えた。
「今年はより経験のあるドライバー(マッサ)がいる。彼は違うんだ。もう少しオープンだしチームプレーに前向きで、情報も提供してくれる」
ボッタスは、マッサのオープンな態度はチームにとっても価値あるものだと話している。
「チームミーティングで情報を共有し、ふたりともチームのパフォーマンスに貢献しようとしている。可能な限り最高のフィードバックをすれば、当然助けになるよ」
2013年は特に不調だったウィリアムズだが、2014年の仕上がりには驚きの声が上がっており、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はタイトル候補に挙げているほどだ。
だがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、シーズン前にルノーのパワーユニットに手を焼いたレッドブルもタイトル候補から除外していない。
「過去に何度も見てきた」とアロンソはイタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』紙に語っている。「レッドブルは後れを取っても最後にはいつも一番速かった」
「2戦もすればトップに戻ってくると思う」