ロータスのチーム会長であるジェラルド・ロペスは、大部分のF1チームが財政的に苦しい状況に置かれていると考えている。
2013年はロータスの財政的問題が大きくクローズアップされた年となった。競争力のあるクルマを持つことはできていたものの、ドライバーや従業員、そして契約会社への支払いも滞っているといううわさへの対応もしなくてはならなかった。
だが、ロペスは、ロシアの『f1news.ru』に対し、「チームのうち8割は我々よりも財政的状況がいいとは言えない」と語り、次のように続けた。
「もし、それらのチームのうち半分がF1を撤退すると言えば、現在の選手権は崩壊してしまうことになるだろう」
ロペスはさらに、現在はF1チームにとってこれまでのようなスポンサー契約や出資による資金を調達することが非常に難しくなっているとし、次のように述べた。
「投資家たちのところに行って、再生可能エネルギーやハイブリッド技術によるクルマをたくさん販売したいんだと言うこともできるし、そうすれば彼らは、おお! 我々もそれには興味がある、と言うだろう」
「だが、もし私が、世界でも有数のスポーツイベントであるF1に参加するために資金が必要だと言っても、同じ答えは返ってこないんだよ」とロペスは語った。