2013年をケータハムの控えドライバーとして過ごしたヘイキ・コバライネンだが、2014年にF1シートを獲得できるかどうか分からない状態でクリスマスのランチを迎えることになると考えている。
2012年シーズン末にケータハムのドライバーの座を失ったものの、今シーズンに入ってからはずっと、経験豊かなコバライネンが2014年に再びケータハムからF1で走ることになるだろうと考えられていた。
だが、コバライネンは、2013年シーズンの最終2レースに早期に離脱したキミ・ライコネンの代役としてロータスから出走したものの、レースでは期待された結果を出せずに終わっていた。そして、ケータハムでは2014年シーズンにはスポンサーを持つ、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)や新人ドライバーのマーカス・エリクソンを選ぶのではないかとの見方が強くなってきている。また、最近ではそのシート争いに小林可夢偉も加わっているのではないかとの報道もされている。
コバライネンは、クリスマスを祝うために、スイスの自宅から生まれ故郷のフィンランドへと戻ったが、すでに2014年に向けた計画をしていると、『MTV3』に次のように語った。
「可能な限り、F1のためのトレーニングプログラムを継続しているよ。F1ドライバーとして普通の冬を迎えることになる」
「昨年と比べてひとつだけ違うのは、現時点では来シーズンの契約がないということだ」
「でも、こういうことはこれまでのキャリアでも何度かあったし、これから先に何が待ち受けているのか分からないこともあったけど、最終的には何とかなったよ」
「一番真剣に交渉をしている相手はケータハムだ。でも、様々な要素がいい方向へ向かうことが必要なんだ」
「いずれにせよ、テストが始まる1月末にははっきりするだろう。でも、僕はまだキャリアを終わらせるつもりはないよ」、とコバライネンは締めくくった。