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最下位のケータハム、F1存続に支障なし

2013年11月27日(水)12:53 pm

ケータハムは、2013年シーズンのコンストラクターズ選手権で最下位に終わったが、チーム存続に問題は無いようだ。

2010年のF1デビュー以来、ライバルチーム、マルシャの攻撃を常にかわしてきたケータハム。しかし、今季最終戦のF1ブラジルGP(24日実施)で11位が確定し、年間チームランキングで初めてトップ10を逃すという現実に直面しなければならなかった。

最下位争いは、見過ごされがちだ。だが、『Die Welt(ディー・ヴェルト)』の記者ジモン・ポーシュは、「今シーズンの全レースで完走を果たしたドライバーは、マルシャのマックス・チルトンだけだ」と指摘する。

「これはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)でさえ、達成できなかった。でも、チルトンの獲得ポイントは、F1世界チャンピオンのベッテルより397ポイント少ない」と同記者は述べた。

しかし、元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、ケータハムやマルシャにとって、最後尾で繰り広げるバトルはとてつもなく大きな意味を持つと主張する。

「トップ10に入ったチームは、巨額の賞金を手にするが、逃せば何も手に入らない」とジョーダンは『BBC』に話した。

最も低予算のチームがトップ10を逃せば重大問題だ。特に、新ルールの導入により、今まで以上に予算が求められる2014年シーズンを前にすると、なおさらだ。

一方で、ケータハムのチーム代表、シリル・アビテブールは、最下位になったことで、チームの将来が危険にさらされることはないと強調する。

「私どもの株主やパートナーたちは、全面的に支援を続けてくれているし、彼らのインフラ、資金、そして何よりも人材への継続的な投資は、将来的にチーム状態をよくしてくれる」

「今はチームを再編し、しっかり充電してから、2014年に一新されるF1での戦いに戻ってくるつもりだ」とアビテブールは決意を誓った。

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