レッドブルから最高技術責任者エイドリアン・ニューイの部下である空力専門家が2人もマクラーレンに流出したが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ニューイ時代の終幕かとの見方を否定した。
F1最高のデザイナーと折り紙付きのニューイ。空力から流体力学の世界に転向、ヨットレースの最高峰アメリカズ・カップに挑戦するのではといわれ続けている。
そんなうわさに、ホーナーの答えはきっぱりとノーだ。
「エイドリアンはマクラーレンにいたころからアメリカズ・カップへの興味を示している」
「しかし彼は、今の仕事を存分に楽しんでいる。今は彼のキャリアでも絶頂期といっていい。労働環境にも満足しているよ」
2014年以降は分からないが、現在はレッドブルの来季マシンにかかりきりの状態だ。このクルマにはチームとドライバー両F1選手権5連覇がかかっている。
「今まで大成功だった」と、『AFP通信』に語るニューイ。
「来年は規則が変わって、とてつもない試練に見舞われるだろう。今はそのことに100%集中しているよ」