レッドブルの技術責任者エイドリアン・ニューイは、2012年にチームを悩ませたルノー・エンジンのオルタネーター不具合が再発したかどうか不明だと語った。
先週末のF1インドGPでマーク・ウェバーがリタイア。昨年と同様のトラブルが舞い戻ったかと、レッドブルに疑問の目が向けられている。
「マークのトラブルは2012年に発生した一連の出来ごとと無関係だ」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話すのは、レッドブルにエンジンを供給するルノーの責任者レミ・タフィンだ。
タフィンによると、原因はまだはっきりとつかめていないという。
「一連の製品に共通する欠陥、取り付けの問題、そのいずれかだ」とタフィン。
エンジン本体は奇跡的に難を免れたとタフィンはいう。ところが、同じルノー製V8エンジンを使用するロータスのロマン・グロージャンも、深刻な問題を抱えながらのレースだった。
インドGPでは猛烈な追い上げで表彰台をもぎ取ったグロージャンだったが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、レースがあと2周長ければグロージャンはリタイアを喫しただろうと伝えている。なんとエンジンから空気が漏れていたのだ。