マクラーレンは、エンジンサプライヤーのメルセデスが来季、基準を下回るサービスを提供する心配はしていないようだ。
F1が現行のV8エンジンから新型ターボV6エンジンへ移行する2014年は、マクラーレンが長年に渡ってエンジン提携を結んできたメルセデスと共に戦う最後のシーズンになる。
マクラーレンは現在、メルセデスのカスタマーエンジンを使用しているが、かつて大成功を収めたワークスのパートナーシップの足跡をたどり、2015年からホンダのワークスチームとして再出発する。
2014年がマクラーレンにとって“ギャップイヤー”のようなものになることをチームの関係者は否定している。
それゆえ、独自のワークスチームを所有し、来シーズンはフォース・インディアとウィリアムズにもエンジンを提供しているメルセデスに平等な待遇を求めている。
「何年も共に働いてきたから、メルセデスのことはとてもよく知っている」とマクラーレンのマネジングディレクターを務めるジョナサン・ニールはオーストリアのウェブサイト『Laola1』上で語っている。
ニールは、ドライバーたちが2014年シーズンをわずか5基のV6エンジンで走る必要があるため、「(エンジンの)すべての部品が最高品質でなければならない」と話した。
「よって、AやBやCといった予備はあり得ない」とニールは強調した。