バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は、2014年にウィリアムズでもう1シーズン走ってしかるべき。そう話すのは、元F1ドライバーのミカ・サロだ。
新人ドライバーのボッタスは、16番手を走行中だったF1第15戦日本GP(13日実施)の最終コーナーで、チームメートのベテランドライバー、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)に追い抜かれ、ゴール直前に順位をひとつ失った。
今季最終戦のF1ブラジルGP(11月24日決勝)以降はまだ白紙のボッタスはレース後、「あれはフェアではない」と不満そうに話した。
さらに、「レースがあのようにあってはならない」と述べ、マルドナードを批判している。
一方で、サロは今回のバトルについて、フィンランドのテレビ局『MTV3』で次のように見解を述べた。
「最後のシケインでのバトルは、F1ドライバーがどのようなタイプの人間であるかを物語っている」
「もし先頭から大きく離されてしまったとき、何よりも大切なことは、チームメートより前にいることだ」とサロは語った。
このバトルに敗れはしたものの、ボッタスが「とても良いシーズンを送っており、残留に値する」とサロは考える。
「ボッタスは、チームメート(マルドナード)に勝ってきた。特に予選ではね。でも決勝レースでもそうだ」
「マルドナードは昨シーズン、レースで優勝したドライバーであるのに対し、バルテリは、新しいことをたくさん吸収中の新人ドライバーであることを、心に留めておいてほしい」とサロは話した。