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ヒュルケンベルグの契約締結報道、マネジャーが否定

2013年10月16日(水)12:52 pm

現在2014年ドライバー市場の鍵を握るドライバーといえば、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)だ。

あるチームと来季について合意したとドイツでは報じられているが、ヒュルケンベルグのマネジャー、ヴェルナー・ハインツは15日(火)、これを否定した。

ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは前日の14日(月)、ヒュルケンベルグが「意中の」2014年ドライバー候補と語ったようだが、ほかにもフォース・インディアもしくはマクラーレンへの加入、さらにはザウバー残留のうわさも流れている。

「ヒュルケンベルグはまだ態度を決めかねているのではないか。マクラーレンの可能性がないわけじゃないからね」と話すのは、ドイツのテレビ局でF1解説を行っているマルク・スレールだ。「もしそうなら、見逃せないチャンスだ」

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュはこう語る。「ニコは賢いドライバーだ。下位カテゴリーで見せたいい走りを、F1でも継続している」

「きっとどこかのチームのリストに載っているよ」と、思わせぶりな発言をするウィットマーシュ。

重い体重を理由にマクラーレンはヒュルケンベルグを候補リストから外したというパドックのうわさにウィットマーシュは、次のように反論する。

「先日までその話でもちきりだったね」「でも彼は、コックピットに収まらないほど大柄じゃないと思うよ」

「来年もF1を走るにふさわしい実力は備えていると思う。彼が残るのは間違いないよ」

ヒュルケンベルグがマクラーレンに入るとしたら、出て行くのは成績不振のセルジオ・ペレスだ。ところがスレールによると、マクラーレンならびに2015年からのエンジンパートナー、ホンダが欲しているのはフェルナンド・アロンソだ。

「(2015年に)シートを空けておくからには、長期契約を結ぶわけにはいかない」

「私だったら、たった1年だけのためにマクラーレンには行かない。ロータスを選ぶよ」と、スレール。

ヒュルケンベルグはF1で望みなしとされていたのは、つい最近の話だ。大きなスポンサーがいないこと、新V6エンジン搭載のマシンに不向きな体重の持ち主であることがその理由だった。

ロータスのヒュルケンベルグに寄せる関心が引き金となって、チーム間で綱引き状態になっているのだろうか? 「もしかしたらね」とほほ笑むのはブーリエだ。

「どうかな、わからないよ。あと数日で決めるつもりだ」

すでに契約が結ばれたとの話は、次のようにヒュルケンベルグのマネジャーが否定する。

「今は引き続き選択肢を整理しているところだ。まだ決定していない」と、『SID通信』に語るハインツ。

「最近の好調ぶりがニコにとってまさに好都合だ。だから心配などしていないし、ニコは来季もF1で走ると確信している」

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