ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、2015年以降の契約をめぐるマクラーレンとの話し合いがこう着状態であることを明らかにした。
バトンは、来シーズンもマクラーレンで走ることに満足していると報じられてきた。しかし、2015年シーズンについては、結論を保留したいようで、『AFP通信』には「来年に関しては、すべて順調さ。形式的なものだよ」と述べている。
一方のマクラーレン側は、2015年のマクラーレン・ホンダ時代の幕開けに備えて、ある程度ドライバーの見込みを立てておきたいところであろう。
しかし、マクラーレンのマネジングディレクターを務めるジョナサン・ニールは今週、ボーダフォンのテレビ会議で報道陣に対し「私どもは今まで、変革を恐れない姿勢を見せてきた。やるべきことをまっとうするため、必要だと感じれば、組織内だろうと、ドライバー・ラインアップだろうと、チーム内の変更を行ってきた」と話し、これを一蹴した。
バトンはF1シンガポールGP(9月22日決勝)に先駆けて行われたエクソンモービル主催のプロモーションイベントにおいて、2015年が話し合いの争点になっていることをほのめかした。
2015年について、「まだ何も解決していない」とバトンは述べている。
「以前の契約では、2014年はオプションの年になっているんだ。だから、それ以降は様子見だね」
5月にも「将来にわたって長期契約を結ぶことには興味がないんだ」と語ったバトン。
しかし9月上旬に、「2015年もここにいたいと思う。僕は何年もホンダと一緒に働いてきた。今後また彼らと仕事をするのは素晴らしいだろうね」とコメントしていた。