ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、チームの2014年F1シーズンの予算に「満足している」と述べた。
最近、財政難に苦しむチームの報道を耳にする機会が増えてきた。ザウバーをはじめ、タイトル争いを繰り広げているロータスでさえ、チーム存続の危機にあると言われている。しかし、ウィリアムズの懐(ふところ)事情は、そのような心配とは無縁のようだ。クレアは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し、フランクフルト証券取引所への上場に触れつつ、次のように語った。
「わたしたちはチームの財政状況を公開しており、すべての人が目にすることができます」
「チームの財政は健全ですし、来季に向けたビジネス戦略もうまくいきました。これにより、チームは来年も競争力の高い状況に身を置けるのです」とクレアは主張した。
その一方で、クレアはウィリアムズの財政状況が健全であるからといって、F1が公平さを追求するための努力を怠るべきではないとの考えを示した。
「ウィリアムズは、2009年に支出制限が設けられて以来、常に守ってきました」
「これは、F1というスポーツにおいて、非常に重要なことです」
「わたしたちはひとつの独立したチームなのです。各チームの予算にいまのような格差がすでに存在する状況の中では、費用の増加を考えられる余裕はありません」
「すべてのチームがより平等に競争できるよう、わたしたちは努力しなければならないのです」とクレアは締めくくった。