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レッドブル、F1ベルギーGPで2014年のドライバー発表なし

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはこれまでの姿勢から一歩後退、今週末のF1第11戦ベルギーGP（8月25日決勝）で2014年のドライバー・ラインアップ発表はないことを明らかにした。

ル・マン24時間耐久レースを含む世界耐久選手権（WEC）に転身するマーク・ウェバーに替わってダニエル・リカルド（トロロッソ）を昇格させることに決まったとの報道がされる中、マルコはドイツ『Sport Bild（シュポルト・ビルト）』紙に「スパで何らかの発表を行うことにする」と語っていた。

ところが20日（火）、その発言を覆す形でマルコはドイツ『SID通信』に、こうコメントした。「時期がきたらチームとしての意思を表明する。そして、間違いなくスパはまだその時ではない」

その24時間前、キミ・ライコネン（ロータス）のマネジャー、スティーブ・ロバートソンはレッドブルとの交渉が終わったことを公にした。報道によると、2014年のライコネンはフェラーリ復帰が有力とのことだ。

レッドブルのチームオーナー、ディートリッヒ・マテシッツの片腕的存在であるマルコだが、明確なコメントを避けるのも当然といえる。

マルコは最後に、「われわれはチームにとって中期的に最良の行動を取るよ」と語った。