NEXT...F1開催スケジュール

バレンシア、F1開催契約破棄に向けて交渉か

2013年08月13日(火)10:22 am

F1ヨーロッパGPとしてスペインのバレンシアで行われてきたグランプリが、ついに開催終了に向けて動き出した。

正式発表前ながらも、ちまたに出回っている2014年シーズンの暫定カレンダーにバレンシアでのグランプリが含まれていなかったことは、先日すでに報じられていた通りだ。

しかし、この報道は、F1スペインGPの舞台であるバルセロナとバレンシアが2014年以降の隔年交互開催に合意したという報道と矛盾している。

来年の5月11日に決勝が予定されているバルセロナでのスペインGPのチケットがすでに売り出されている。さらに、『El Mundo(ムンド)』は隔年交互開催契約そのものが締結されていないと報じた。

また、『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』は、F1ボスのバーニー・エクレストンとバレンシアのアルベルト・ファブラの間の交渉は残りの開催契約を破棄するために必要な違約金に関するものだと伝えている。

報道によると、エクレストンは満額の3,300万ユーロ(約42億4,000万円)を違約金として希望したが、ファブラは多少なりとも減額するよう交渉しているという。

『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』は、資金的な問題が取りざたされるなかで政府は「学校や病院に影響することなく義務を果たす」ことを望んでいる、と先日バレンシアの経理担当者ファン・カルロス・モラゲス・フェレールが認めていたと伝えた。

同紙の記者は「行間を読むと、F1のように特殊なものに対するこれ以上の税金投入は納税者に対して説明不可能だと思える」とつづり、バレンシアでのグランプリが継続困難であると指摘している。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック