インディカー・シリーズ第14戦ミッドオハイオ決勝が4日(日)に、オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われ、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)が優勝。キンボールは2011年にインディカーデビューを果たし、今回がインディ初の優勝となった。佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は22位だった。
スタートで大きな混乱はなく、ブラックタイヤとレッドタイヤが入り混じっての序盤。気温がひくく、ブラックタイヤを履くドライバーはオーバーテイクされるシーンが見られた。レース中も混乱はなく、トニー・カナーン(KVレーシング)がリタイアするも、スタートからフィニッシュまで一度もイエローコーションがでないレースとなった。
2位にシモン・パジェノー(シュミッド・ハミルトン・モータースポーツ)、3位にダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)が入り、ホンダエンジン搭載車が表彰台を独占した。
この週末ギアボックストラブルなどに見舞われてほとんど走行できていない琢磨は、ブラックタイヤを履いて15番手からレースに挑む。序盤から順位を落とし、レッドタイヤに交換後もペースがあがらず我慢のレースが続いた。
琢磨はレース後に次のように語った。「スタートのときは順位をあげることができましたが、そこからペースがあがらなくて、ブラックタイヤ、レッドタイヤともにかなり苦労しました。今回のレースに向けてテストすることができてそれなりに準備をすすめて今週は入れると思いました。しかし、金曜日は思うように動かなくて、トラブルが続出したりして、煮詰められないままセットアップに迷い込み、最後の最後までうまくペースアップをすることができませんでした」
「今回は圧倒的にペースが悪かったです。次のソノマもロードコースですので心配ではありますが、2回テストに行けますので、それに望みをかけてがんばっていきたいなと思います」
第15戦は、カリフォルニア州にあるソノマ・レースウェイで8月25日に行われる。
【写真】インディカー第14戦ミッドオハイオ決勝(全30枚)
【結果】インディカー第14戦ミッドオハイオ決勝
【順位表】インディカー・シリーズ ポイントランキング(第14戦終了時点)