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フェラーリ、ライコネンへのオファー報道は「夢物語」

フェラーリは、かつて同チームに在籍し、2007年にはF1タイトルも獲得したキミ・ライコネン（ロータス）に対し、魅力的なオファーを提示したとの「夢のような」報道を否定した。

今回のライコネンに関する報道は、フェラーリのナンバー1ドライバーであるフェルナンド・アロンソがレッドブルへ移籍することになるかもしれないと報じられたことを受けて出てきたものだ。

だが、フェラーリの広報活動部門の責任者であるレナート・ビジニャーニは、ブラジルの『O Estado de S.Paulo（オ・エスタード・ジ・サンパウロ）』紙に対し、そのうわさは、「こうしたうわさがささやかれる時期によく見られる、典型的な夢物語だ」、と次のように語った。

「それは、根拠などまったくないものだ。われわれは競争力に欠如している今このときに団結しているし、ばん回を果たせるという自信を持っている」

だが、ドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』は、ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンがハンガリーでフェラーリのモーターホームに入っていくところが目撃されたと報じている。

ビジニャーニは、これに関し、「（ライコネンの）記事に関して電話をかけてきたドイツ人ジャーナリストたちに対し、我々は公式にそれを否定する」

ビジニャーニはほかのメディアに対しても、フェラーリに関するうわさはまったくのデタラメであることが多いとコメントした。

「物忘れが激しい人たちに言っておくが、たった1年前には誰もがドライバーのリストを手にしながら、フェリペ（マッサ／フェラーリ）の後釜になるのは誰か、と聞いてきたものだよ」