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F1オーストリアGPの開催反対者に物申すラウダ

2013年07月25日(木)10:41 am

メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、来年F1カレンダーに復帰すると発表されたF1オーストリアGPについて、その開催はさまざまな障害によってつまずくことになるのではないかとの報道が行われたことを受け、それに対する反論を行った。

現在、オーストリアのシュタイアーマルク州シュピールベルクにあるレッドブルリンクは、ひとつのイベントにつき4万人以上の観客を動員することを禁じる規則にしばられているとともに、今後騒音や環境問題といった障害を乗り越えていかなくてはならないだろうと指摘されている。

さらに、レッドブルリンクのオーナーである世界的飲料メーカーのレッドブルが、サーキットの観客席をより高い位置に改築する際に正式な許可を取っていなかったとも報じられた。

こうした報道は、かつて3度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの要職にある誇り高いオーストリア人のラウダを怒らせてしまったようだ。

ラウダはオーストリアの放送局『ORF』に次のように述べた。

「騒音やグランドスタンドの件で文句を言っている人たちに理性があるのであれば、単純にこれ(F1グランプリ)は前向きなものだと理解すべきだね」

「われわれは、新たな労働市場を創り上げるであろう週末のことについて話し合っているんだ。分別のある者なら、誰もそれに文句など言えないはずだ」

それどころか、もしレッドブルがかつてA1リンクと呼ばれていたそのサーキットを買い取って解体し、新たに造り直して営業を再開することがなかったとしたら、「あの地域はもう完全に死んだも同然だっただろう」とラウダは語り、次のように続けた。

「だが、そこでグランプリが開催されることになるんだ。それはオーストリアにとって悪い話ではないし、シュタイアーマルク州の人はみんなでそれを支援すべきだ」

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